2023年11月19日日曜日

赤盤・青盤 | ザ・ビートルズ

『ザ・ビートルズ 1962年~1966年』 2023エディション (通常盤)(SHM-CD)(2枚組)

『ザ・ビートルズ 1967年~1970年』 2023エディション (通常盤)(SHM-CD)(2枚組)

新曲の勢いで赤盤・青盤リニューアル版リリースとなりました。
自分は後追い世代ですが、高校の頃CDを毎月こつこつ数枚ずつ集めてました。集め終わって一段落してしばらくたった93年に本作CD化のニュースを聞いた時はうれしかったものです。

今回のポイントはリミックスよりも、選曲の拡充だと個人的には思っています。それによりベスト盤としての完成度が各段に上がったと思います。
特に赤盤は12曲追加ですが未収録だったジョージ作曲作品が収録されたされたこと、カバー曲も収録され初期のビートルズらしさが味わえること、デビューアルバム冒頭のI Saw Her Standing Thereが収録されたこと、というのがグッド・ポイントです。
一方で青盤は9曲追加と若干少ないですが、I Want You (She's So Heavy)が長いし、それが追加されるんだってちょっと不思議な気分。他はまぁ妥当か。
最後に新曲が唐突に入るけど、いっそFree As A BirdとReal Loveも入れてしまえば良かったのではという気も少しする。浮くかな?

気軽に1枚で聞ける「1」もいいベストアルバムですが、ビートルズというバンドを俯瞰して楽しむのに今回のアップデートされた赤盤・青盤は入門として最高のベスト盤となりました。軽く流しているだけでも小気味良いです。

これからもずっと聴き続けるバンドだな、と本当に思います。