もう結構前から噂だけは広がっていたのに、一向に公式アナウンスがない状況が続き、本当に直前のリリース告知。ビートルズ(アップル)関連の情報統制対応の厳しさは相変わらずですね。
今であれば下手したら半年も前からSNSも含めて様々なアプローチで告知しているんじゃないだろうか?それをしなくても売れる真のネーム・バリューよ。
もう少し前にリリースされる予定だったけど、一部ではポールも参加したストーンズの新譜の邪魔をしないように後にしたとか、ありそうな話もちらほら。
最後のシングル、「リアルラブ(Real Love)」が96年だから、27年ぶりの新曲リリース。もう楽しみでしかたなかった。
今回はアナログ・シングル盤を予約したけど、ネット・ショップ側で入荷が遅れているのか発売日を数日過ぎても発想の連絡がなかったため、アマゾンでmp3でダウンロード購入して聴きました。
一聴して、正直フリー・アズ・ア・バードの時のような衝撃はないものの、じーんと心にくるいい歌。予想より地味目な印象はあるものの、本当に心に染みるいい歌だと思う。
元となったデモテープがピアノ弾き語りというのは、アンソロジー・プロジェクトの新曲2曲と同じシチュエーションながらも、今回はあえてなのか派手めな装飾は施さず、ジョンのボーカルを活かすシンプルなアレンジに仕上がっている。
ジョンのボーカルだけでなく、ポールのボーカルも一緒というところで、俄然盛り上がりが違う。本当に不思議。言い尽くされていることだけど、バンドのマジック、化学反応というものを感じる。
アンソロジー・プロジェクト当時もトライしたそうだけど、ジョージが仕上りに満足せずお蔵入りになってしまったという経緯があるが、ここで聴けるギターはその時の録音だろうか?(後日、NHK-FM「ディスカバー・ビートルズ」11/19放送で和田翔氏が、ジョージのテイストでポールが弾いたかも、と言及あり)
ジョンのオリジナル録音にはBメロがあったけど、本バージョンでは使われてないとのことだけど、これはこれで十分いい曲。ビートルズの曲になっている。
彼ら以降ロック、ポップスの偉人は数多く現れているけど、何十年にも渡って愛されるこのビートルズの特別さって凄いなぁ、と改めて確認。そして間違いなく、クラシックの名曲のごとくビートルズは今後何世紀も愛されていくことを願ってます。
※ちなみに、シングル・アナログ盤は本日到着。良かった。