2024年8月19日月曜日

五十年祭 │ THE ALFEE

THE ALFEEトリビュート・アルバム 五十年祭

今まで様々なアーティストのトリビュート盤が出ては話題になっていたけど、その手のニュースを耳にするたびになかなかALFEEは取り上げられないなぁと不満を持ってたけど、満を持してようやっと登場。
確かにどちらかというと先輩たちとの交流の方が目立って見えた感もあるので、トリビュートする後輩アーティストたちにどういった顔ぶれがあるのか想像できなかったこともあるなと感じる。
しかし、こうして参加した面々を見ると、なるほどと思うアーティスト、バンドもあれば、最近のTV番組つながりでお願いしたのかな?と思う方々もあり、一方でへぇ~と感心する(あまり存じ上げない)方々もあったりとして、しかも各々の選曲が面白い。

氣志團は「風曜日、君をつれて」を意外とというか結構真っ向勝負なカバーで、それに挑戦したことでTHE ALFEEの凄さを再確認してくれてうれしい。
名バラード「Complex Blue」を坂本冬美が色気ある、そしてさらにウェットに抒情たっぷりに歌い上げるのを聴くと、この曲のポテンシャルの高さにやられる。確かに女性ボーカルありだわ、と新たな発見。
ALFEEの中でも異色演歌である「さすらい酒」をカバーするのが怒髪天。この曲の存在が改めて世に広まるw
長年の付き合いがあるTUBEによる「星空のディスタンス」をトロピカルな変化球でアレンジ。これも彼らならでは。

どのようなつながりなのか、スチャダラパー。名前はよく知っているが実際にどんな歌を歌っているか知らないアーティスト。「木枯らしに抱かれて」をカバーしているが、変化球でありながらオリジナルが持っている哀愁が損なわれてないところがさすが。こういう料理方法もあるのね。
そしてこれまたどうやって見つけてきたのか東京03。メンバーのひとりがアルフィーファンとのことだけど、「My Truth」が等身大的で、コーラスも仲の良さがにじみ出ていて好感持てます。

元の楽曲の良さを再確認し楽しめることもさることながら、各アーティスト、バンドの敬意というか「ファン」具合がにあふれる良トリビュート。

交友関係で言うと、爆風スランプ、TMNやブリトラなどもいるので、次回があれば聴いてみたい。