遅ればせながら、元イエス、ARWのトレヴァー・ラビンの新作をゲットしました。ストーンズのハックニー・ダイアモンズ(ライブ盤付2CD
エディション)と合わせて、タワーでポイント使いながら購入。
生粋のイギリス人でないからなのか、元々プログレ畑ではなくイエスで後付けされたエッセンスのためか、こうしてトレヴァー1色の作品を聞くと「陽」の音楽だな、と。この人の正確の良さというか人柄というか、「陰」にこもった感じがないのがすがすがしい。
ボーカル中心で若干インスト・ナンバーもあるけど、総じて聴きやすく、曲調も幅広くて、聴いていて疲れないのがいいですね。元々プロデュース力もあったミュージシャンだけど、この総合力というか完成度はさすが。
冒頭の「Big Mistake」はYoutubeで先行公開されてから、何回か聴いたけど、これぞラビンという明るいロックで気持ちいい。こうした明るさがやっぱりイエスのポジティブな音楽性と合っていたんだなと感じる。
続く、「Push」もパワフルなロックで、さらにアルバムにのめり込める。冒頭(昔ならA面)にいい曲が続くというのが、良作の条件でもあると常々思う。
他にも色々あるけど、国内盤にはボーナストラックが3曲ほどあり、1曲はARWで取り組もうとして断念した曲、Fragileのラビン版デモ。結局、懐メロ大会で終わってしまったYes
Featuring
ARWですが、ラビンは新曲も加えて「今のバンド」として位置づけた活動をしたかったんでしょうね。最後まで完成できずに活動は終了したものの、こうして公式に日の目を見ることができたのは良かった。
何はともあれ、元イエスマンの新たな活動が伺えたのは喜ばしい限り。映画音楽だけでなく、ロックの世界での活躍も今後盛んになることを期待してます。