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2024年6月4日火曜日

Talk 30th Anniversary Edition

Talk - 30th Anniversary Edition

イエスの歴史の中でいまひとつ影が薄い印象のある本作だが、自分としてはリアルタイムで買ったアルバムであり、来日公演でもあり、思い入れのある1枚。ツアーにはビリー・シャーウッドがサポート・メンバーで参加しており、後のイエス史においてもマイルストーンとも言える時期。 

再発が多いバンドであるものの、再発されるのは主にビッグジェネレイターまでのアトランティス/アトコ時代まで。ここまで結構無視されてきた本作だが、「30周年」という節目に4枚組のボックスとして登場。

何がうれしいって、この時期のライブ音源の公式リリース。新作からの曲も多く披露し、現役感あるバンドとしてみることができる。

こうしてライブ音源聴くと、トレヴァー・ラビンの活躍ぶりがよくわかる。ピアノ・ソロで始まる「同志」、すごく良い。 ちょっと残念なのは確かアンコールでパープル・ヘイズとか弾いてた気がするんだけど、それはオミットされている。 

しかし、この後「こわれもの」のデラックス・エディションが控えているので、結局影が薄くなりそう...

2024年5月27日月曜日

ムーン・サファリ来日公演

 16時頃に出発。ついでにスーツのズボンをクリーニングに出す。 駅に着くと帰宅の学生の多さに驚く。部活やってなければ、こんな時間か。 川崎に着くと雨がぱらついているけど傘を差すほどほどでもないので、餃子のダンダダンまで歩く。地元にもあるけど、一度も行ったことないのでこれを機会に挑戦、

17時ちょい前だから、客は自分のみ。どれどれ、どんなものかとメニューを確認。 やっぱり看板メニューである焼餃子は外せない。それに冷奴とハイボールを注文。すぐに冷奴とハイボールが出てくる。この冷奴がなかなかのもの。半分かつおぶし、もう半分は刻み葱がのっており、薬味はおろししょうがと山椒(?)。食べ応えのある一品でハイボールも進む。

冷奴、餃子
ちまちまやっていると焼餃子登場。しょうゆなどつけなくても召し上がれますというので、そのまま食べてみる。一口目、肉汁がぶしゅーっとはじけるのに驚く。初めての人、注意してくださいよ(笑)。 あふれるほどの肉汁のせいか、確かにしっかり味がついていてジューシー。皮は思ったより厚めでもっちりとしたやつ。ほほぅ、やりおる。 

もつ煮
 餃子も進んでハイボールもなくなったので、酎ハイともつ煮を注文。もつ煮もほっこりする味でおいしくいただけました。 すっかり堪能しました。ただ、ちょっと思ったよりお高めかな?今回これで2,500円ちょい。一般的に、高すぎず普通ではあるんだろうけど、安酒場ばかり行っている身としては豪勢な晩酌をしたな、と反省。

ということで、そこからクラブチッタへ。まずまずの行列ができているではないか。本日はソールドアウトということで、なるほどと感心。

クラブチッタ川崎

中に入ってグッズ売り場の行列もそれなりのものに。グッズといってもTシャツとCD、アナログ盤ぐらいしかないけど。自分はTシャツ(ヒムラバッケンVol.2ジャケ)とベスト盤のCDを購入。

それでも開演まで、まだ30分もある。ドリンクチケットでバドワイザーをゲットしたけど、さっきの餃子屋で出来上がているので開封せずキープ。 

そしていよいよ始まりました。オープニングはVol.2からの198X。 前回の来日からメンバー1名減ということだけど、相変わらずのコーラスワークで、やはり生で観る醍醐味はおろそかにできない。キーボードの人がのどが不調なのか、歌やコーラスでつらそうな場面も見受けられたが、総じて素晴らしいパフォーマンス。

やっぱりボーカルが曲や展開によって切り替わる「スイッチ・ボーカル」は見栄えもいい。

自分の席からは斜め前の人が大柄だったためか、ギターが見づらくそこはちょっと残念。クラブチッタは後方から前方に向けて傾斜してないからなぁ。

Moon Safari
 日本人は総じておとなしいからか、あるいは変拍子もあってノリづらいからか、ペーターがオーディエンスに向けて手を挙げて、もっとノッてこいよと言わんばかりのあおりが見受けられた。

まぁ、この辺は国民性なのか、平均年齢高めだからなのか、いずれにせよそういうノリを目的に来ている感じの客層ではないと思う。

Moon Safari
 アンコールはやはりA Kid Called Panic。これを聴きに来たといっても過言ではない。(いや、過言w)  それにしても、あっという間の2時間でした。

2023年2月28日火曜日

ハーバー | アメリカ

ハーバー[紙ジャケットCD]

実に久しぶりに聴いてみた。
アメリカというと正直どうしても初期の方が、曲に力があるというか自然に彼らのいいところが形になっていて好きなんだけど、後期になってくると時代の流れに合わせるためか余計なアレンジというか、元々の彼らならやらなそうなことを盛り込んでくるので、聴いていても馴染んでこない部分もあった。

改めて聴いてみて、勝手にイメージしているアメリカらしくないものの当時のポップス、ロックとしては悪くない、と気づいた。
特にベースが効いている。2曲目のSlow Downなんか、ちょっとディスコ風というかファンクっぽさあるベースが曲の魅力を引き上げているんじゃないかと思う。
シタールっぽい音色が妙に合うPolitical Poachersなんかも面白い。
Hurricaneはもう少しエレキギターが前面に出るとイーグルスっぽくなるかっこよさがあるんだけど、その一歩が足りないような。でも、曲名であるハリケーンを連想させるようなSEが入るなど細かい工夫がみられる。
プロデューサーがあのジョージ・マーティンだからなのか、そういう意味でアレンジの引き出しが多い。

ベスト・トラックは「Now She's Gone」かな。これもアメリカン・ロックっぽい勢いがあって良作だと思うけど、なぜかシングルカットされていない。

改めて聴きなおして、やっぱりジャケットが表すようなソフト・ロックであり、なごみなども感じられる。それ以上のアクや刺激を求めるのが違うのかも。

このアルバムで、ダン・ピークが脱退。この後、彼らは解散せずにデュオとしてアメリカを続けていく。



2016年4月18日月曜日

急に気に入る曲

年取ることと関係あるかわからないけど、昔なら歯牙にもかけない曲がふとしたきっかけで好きになることが増えた。

Beatlesなんて散々聴き倒しているはずなのに、今更になってSgt. Pepper'sに入っているジョンのBenefit For Mr. Kiteが好きになったり、For Saleに入っているポールのWhat Are You Doin'?もそう。

ポールのBand On The RunのMrs. Vandebilt、あの「ホッ!ヘイホーッ!」の掛け声が好きでなかったのに最近は聴きながら掛け声出してしまいそうなくらい好き。あの重めなアコギのストロークもじわりと来る。

AmericaのSister Golden Hairなんかも嫌いじゃないけど好んでリピートするほどではなかったのに、あのスライドの入り方に目覚めてしまったw

2015年10月22日木曜日

Hideaway - America

最近Genesisばかり聴いていたものだからちょっと間空いてしまいましたが、Americaのレビューの続きを。

6枚目のアルバムHideaway。プロデュースは前作に続きGeorge Martin。すっかりレコーディング・チームとして固まってきたと思うし、サードアルバムのHoliday以降音楽性を広げてきたが正直ちょっと失速してきたかんがある。

とは言えチャート・ポジション自体は良いし、シングル・カットもまずまずのヒット。でもなんか違う。多分、別に彼らがやらずともよいような曲が目立つからだろう。

3曲目のDon't Let It Get You Downはアップテンポのいい曲、シングルにしてもいい、とは思うけど何だかE.L.O.の姿がちらつく。

8曲目のShe's a Lierではどことなく10ccを連想する。

本作でのベスト・トラックはシングルのAmber CascadesやToday's The Dayではなく、BeckleyによるWatership Down。歌メロ、コーラス、アレンジともに、Americaの良いところが出ている。もうちょい、泥臭いアコギが出てくると完璧ではある。

続くShe's Beside Youは同時期のWingsでPaulがやりそうな小品。

タイトル曲がインストなんだけど、Martin 得意とするストレンジ・アレンジでいい曲ではあるけど、彼らの成分が滲み出てこないこの曲がなぜアルバム・タイトルなのか不思議。

 

2015年9月10日木曜日

Hearts - America

1. Daisy Jane

2. Half A Man

3. Midnight

4. Bell Tree

5. Old Virginia

6. People In The Valley

7. Company

8. Woman Tonight

9. The Story Of A Teenager

10. Sister Golden Hair

11. Tomorrow

12. Seasons

Americaの5枚目のアルバムで、前作に引き続きGeorge Martinプロデュース。

前作と比較すると幾分地味目かなぁという印象。冒頭のDaisy Janeといったシングル・カットもあるが、ちょっと弱いか。

ベスト盤に入っていた頃から疑問だったWoman Tonight。これってシングルだし、新機軸を狙ってたのかもしれないけど、Americaらしくないというかにそぐわないというかナゾ。

ラスト3曲が結構良くて、同じシングルなら Sister Golden Hairを冒頭に持ってきた方が随分印象も変わると思う。そしてラストをDaisy Janeで〆るとか。

Bunnellによる曲が初期を思わせるスタイルで、やっぱりこういうのがAmericaだなと感じた。

 

2015年9月4日金曜日

Holiday - America

  1. "Miniature"
  2. "Tin Man"
  3. "Another Try"
  4. "Lonely People"
  5. "Glad to See You"
  6. "Mad Dog"
  7. "Hollywood"
  8. "Baby It's Up to You"
  9. "You"
  10. "Old Man Took"
  11. "What Does It Matter"
  12. "In the Country"

'74年リリースの4枚目のアルバム。

2作続けてセルフ・プロデュースで来たものの煮詰まってきたのか、ここらでいっちょプロデューサーに料理してもらおうかと思ったのは理解できるが、このタイミングで何故かいきなり大物George Martinが請け負うことに。凄い。

レコーディングもロンドンで行っている。プロデュースのせいか、レコーディング環境のせいか、全体通じて随分和らいだ雰囲気のいいアルバムになっていりと思う。

冒頭のインストを引き継いでインパクトあるポップなTin Man。ライブでも景気付けの定番曲となっており、ボーカルも随分力強く素晴らしい。良くも悪くも「アク」が抜けた感じ。Beatlesっぽいポップ・ソングが多い。

Lonely PeopleはDan Peek夫妻による愁いのある歌で、BeatlesのEleanor Rigbyへの前向きな回答ということで作られた1曲(Eleanor RigbyはAh Look at the lonely people...で始まる)。アコースティックギターの柔らかいイントロと優しい歌い出しがしんみりくる。ハーモニカのソロというのも洒落ている。Tin Manと共に本作からシングル・カットされヒットしている。

Beatles時代もそうだったが、George Martinがピアノで参加していることもあってか、これまでの作品で一番ピアノの出番が多いかも。

Tin ManとLonely People に挟まれているAnother Tryはピアノの4つ打ちがGilbert O'Sullivanっぽく、随分US色を払拭してUKカラーをまとったなぁという感想。ストリングも重たく甘ったるくなくいい塩梅で締めくくりに一役買っている。

6曲目Mad Dogは、PaulのRed Rose 〜に入ってそうなひねりの効いたメロディが楽しめる小品。多分メンバーもせっかくだからとビートリーにやろうと決めたんじゃないかと想像できて楽しい。

自分が本作で一番の出来だと思うBaby It's Up to Youは軽快なアコースティックギターのストロークとコーラスが印象的。これもシングル・カットできるでしょと思う。エレキのオブリガートや徐々に音数増えてくるドラムもいい。フォークロックのお手本。

Old Man Tookは初期2枚に入ってそうなBunnellの太い、埃っぽさが感じられる声がマッチした歌。Martinがアレンジしたと思われるストリングも素晴らしい。素材の良さを最大限に引き出し、効果倍増。

ボードヴィル調な歌い出しで始まるWhat Does It Matterを聴くと、これまたビートリーな感じに振ってきたなぁとニヤついてくる。プロデューサーに目を奪われていたけどエンジニアがBeatlesサウンドの立役者Geoff Emerick。どうりでこういう音作りなのね、と妙に合点が行く。

〆はIn the Country。本作で一番賑やかで荒っぽいロック・ナンバー。途中のベルやらハンドクラッピングとかこういう絶妙なアクセントを付けるのが上手いわ。

Martinプロデュースがもの凄く効果を発揮した、 Americaの後の活動の礎とも言える傑作。

2015年8月24日月曜日

Hat Trick - America

  1. Muskrat Love
  2. Wind Wave
  3. She's Gonna Let You Down
  4. Rainbow Song
  5. Submarine Ladies
  6. It's Life
  7. Hat Trick
  8. Molten Love
  9. Green Monkey
  10. Willow Tree Lullaby
  11. Goodbye

Americaのサード・アルバム。前作に引き続きセルフ・プロデュース。初期2枚がCSNY風なアコースティック押しだったところからの脱却が伺える。

ドラムにHal Brainが参加している他、Eagles加入前のJoe WalshやBeach BoysのCarl WillsonやBruce Johnstonが参加している。

冒頭のMuskrat Loveはオリジナル曲ではなく、カバー。知らなんだ。シングルカットされ、ベスト盤にも収録。

Gerryらしい甘いバラードのShe's Gonna Let You Down。ストリングが施されている割には何故か地味目だが、その奥ゆかしい感じがいい。

Rainbow SongはDeweyによるAOR風な1曲。やっぱりアルバム全体が地味目なアレンジだが終盤のTom Scottによるサックスソロが聴きどころか。PaulのListen What The Man Saidの雰囲気が急に蘇る。この人はパワフルだよな。もうちょい全体的にバンド・サウンドであればよりマッチするか。

Submarine Ladiesは、Crosby & Nashがやりそうな牧歌的なフォークロック。このStills抜きサウンドを狙ってやってるとしたら凄いね。足さずに引くアレンジ。

タイトル曲Hat Trickは約8分の彼らには珍しい長尺。しかし、聴いてみればなんのこともなく3人の小曲をメドレーっぽく繋げたもの。歌詞をつぶさに聴いていないけど、出だしのソフトな曲調からピアノのコード弾きを挟んでの「Just a little of nothin'」で始まるセカンド・パートのポップさがいい。そして、またピアノのコード弾きを挟み初期ジェネシスのように小パートに次々と移っていく部分は面白い。その割には仰々しいエンディングなどなく、普通に終わるから、拍子抜け。それも彼らの味か。Beach Boys組のコーラスは正解。

9曲目のGreen Monkey が本作中一番元気か。ただアコースティックのみを売りにするのではなく、こういったロック・サウンドもできますよと、アピール。Joe Walshはこの曲に参加している。ということはWalshの功績か?唐突なエンディングは笑う。

ラストを飾るGoodbyeは、Gerryの手によるポップな小品。これでバンドが終わらなくて良かったよ。

 

2015年8月21日金曜日

Homecoming - America

  1. "Ventura Highway"
  2. "To Each His Own"
  3. "Don't Cross The River"
  4. "Moon Song"
  5. "Only In Your Heart"
  6. "Till The Sun Comes Up Again"
  7. "Cornwall Blank"
  8. "Head and Heart"
  9. "California Revisited"
  10. "Saturn Nights"

'72年リリースのAmericaのセカンド・アルバム。元々US出身の彼らだが家族の仕事(軍隊)の都合でUKで活動、デビューしていたが、本作ではロスでレコーディングということで里帰りの意味も込めてアルバム・タイトルとしたのかと思われる。

ファースト・アルバムのプロデューサーでレコーディングするかと思いきや、いきなりセルフ・プロデュース。ドラムにHal Brainが参加していたとは知らなかった。

特筆すべきは軽快なアコースティックギターのリフが光る、冒頭のVentura Highway。最初に聴いたのは、History: America's Greatest Hits(邦題:アメリカの歴史)というベスト盤だったが、初めて聴いた時の感動は凄かった。アコギの気持ち良さ、爽やかさを具現化した傑作。ベスト盤では本作収録のDon't Cross The Riverとクロスフェードする演出だったが、ここでは普通にフェードアウト。

グループのバランスが一番取れていた時期かと個人的には思っていて、その証拠に3人の曲がそれぞれチャートインしていることが挙げられる。Ventura HighwayはDewey Bunnell、Don't Cross The RiverはDan Peek、Only In Your HeartはGerry Beckleyと各人Americaを代表する曲を書いている。

他の収録曲の出来映えも良く、2曲目のTo Each His OwnはどことなくMonkeesのI Wanna Be Freeを彷彿とさせるが、彼らならではの柔らかさが全面に出た佳作。

PeekによるDon't Cross The Riverはカントリー・テイスト溢れるアップテンポな曲。コーラスも格好良い。Eaglesっぽいウェストコースト・サウンドに通じている。

CSNYの影響も色濃く、4曲目のMoon Songは間奏のギターソロがStephen Stills - Neil Young節全開で相当好きなんだなぁというのが伺える。このギターは前作のThree Rosesのイントロに匹敵する白眉の演奏。CSNY臭でいうと、7曲目のCornwall Blankのエレキ主体のアレンジがそんな感じ。

名バラードOnly In Your Heartはやはりエンディングが面白い。あれを当初、蛇足だなぁと感じていたが繰り返し聴いているうちにあれで終わらない形はあり得ないぐらいになってしまっている。

ライブ映えしそうなCalifornia Revisitedといった隠れた良曲も、アルバム全体のレベルを上げている。

 

2015年8月3日月曜日

America The Warner Bros Years 1971-1977

色々なアーティストの再発、豪華版、廉価版とレコード会社もあの手この手でコンテンツを売ろうと躍起になっているようで、ここにきてようやっとAmericaの廉価版ボックスセットが登場。

よくわからない編集盤も出てましたが、うかつに手を出さずに良かった。

オリジナル・アルバム8枚組。「名前のない馬」を含むデビュー盤から、Ventura Highwayが目玉のHomecoming、以降Hで始まるアルバム・タイトルが続くが、CSNYからの影響色濃いアコースティック・ロック、ハーモニーが目玉。

ベスト盤+数枚のファースト、ライブしか聴いたことないので、これを機に堪能したい。

丁度お盆休みあたりに届きそう。