イエスの歴史の中でいまひとつ影が薄い印象のある本作だが、自分としてはリアルタイムで買ったアルバムであり、来日公演でもあり、思い入れのある1枚。ツアーにはビリー・シャーウッドがサポート・メンバーで参加しており、後のイエス史においてもマイルストーンとも言える時期。
再発が多いバンドであるものの、再発されるのは主にビッグジェネレイターまでのアトランティス/アトコ時代まで。ここまで結構無視されてきた本作だが、「30周年」という節目に4枚組のボックスとして登場。
何がうれしいって、この時期のライブ音源の公式リリース。新作からの曲も多く披露し、現役感あるバンドとしてみることができる。
こうしてライブ音源聴くと、トレヴァー・ラビンの活躍ぶりがよくわかる。ピアノ・ソロで始まる「同志」、すごく良い。 ちょっと残念なのは確かアンコールでパープル・ヘイズとか弾いてた気がするんだけど、それはオミットされている。
しかし、この後「こわれもの」のデラックス・エディションが控えているので、結局影が薄くなりそう...