2017年5月14日日曜日

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ

キャプテン・アメリカと題しているが、ヒーロー総登場でかつ2つの陣営に分かれてのドンパチが繰り広げられ、実質アヴェンジャーズ続編に値する作品。

「アヴェンジャーズ」や「エイジ・オブ・ウルトロン」などでのヒーロー行為が破壊活動に繋がっている事実を突きつけられたアヴェンジャーズ。国連主導の協定に賛同し、国連の管理下で活動するか否かで内輪揉めが始まる。

協定に理解を示すスタークやブラック・ウィドウ、それでは自分の信じる正義が遂行できないと憤るロジャースやファルコン。そこで某国国王暗殺島事件が発生しそこにロジャースの親友で今はウィンター・ソルジャーとなっているバッキーの関与があり、両陣営は決裂。追う側と追われる側に分かれてしまう。

今までも何かとそりが合わずぶつかってきたロジャースとスターク。しかし、それでも戦友として培われてきた友情もあり、彼らを中心とするやり取りが面白い。

シビル・ウォー=内戦、とうまい題名を付けたものだ。

今回、ハルクは行方不明のまま、ソーも不在だが、新たにアントマンとスパイダーマンが参加。スパイダーマンは設定を一新しており、ピーターが今まで以上に若く、それに伴いメイ叔母さんも熟女に若返っている。

対立しながらも今回の騒動の黒幕を見つけるが、両者の対立は続き、結局袂を別ったままでエンディングを迎える。

しかし、最後にロジャースからスタークへ「何かあればいつでも駆けつける」という手紙が届き、ヒーローとしての仲間意識をお互い大切にしていることが描かれて終える。