2017年5月31日水曜日

キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー

アヴェンジャーズ、キャプテン・アメリカ第2弾。今度は、アヴェンジャーズ後の話。先にシビル・ウォーを見てしまっているが、楽しめる。

とある作戦中にブラック・ウィドウがデータ回収している様子を見つけたキャプテン。実は、S.H.I.L.D.で進めているインサイト計画に疑問を抱いたフューリー長官の指示だった。帰国後、フューリーは襲われ死亡(偽装)、キャプテンも襲われることに。

実はS.H.I.E.L.D.内部でヒドラ残党と繋がっている部分があり、その勢力によるもの。その刺客として現れたウィンター・ソルジャー。彼と戦っていくうちに、その正体がかつての友人バッキーであり、戦争中にヒドラに改造手術を受けさせられていたことが分かる。

インサイト計画を阻止するために、ウィンター・ソルジャーと闘うキャプテン、と言ったところが大筋。

本作では、飛行ユニットを操る退役軍人、ファルコンが初登場。キャプテン、ブラック・ウィドウと組んでヒドラの陰謀に立ち向かう。ファルコンも中々いい性格で、他の海千山千のアヴェンジャーズと比べてひねくれてなくて、キャプテンの相棒に相応しい。

キャプテンであるロジャースの青臭い演技がいい。彼にはアクション物だけでなく、昔の「グッド・ウィル・ハンティング」のような青春ドラマにも出て欲しいほどの好青年。吹替で観たが中村悠一の声が実に合う。

S.H.I.E.L.D.のお偉方としてロバート・レッドフォードが出てくるが、こういう手練れな政治家っていそうだよね。

スカッとするアクション劇というよりは、よくある権力抗争の姿を変えたもので、権力は必ず腐敗する、という原則をアメコミの中で描いている。