The Beatlesのプロデューサーとして有名なサー・ジョージ・マーティンが亡くなった。90歳だ。確かにPaulも70過ぎのでそんな歳か。
彼らのマネージャーブライアン・エプスタインがBeatlesという原石を発見したとすれば、マーティンは磨きあげ完成させたと言うべき存在。
彼らの音楽の先生で、JohnやPaulの持ってきた曲を最高なものにするためにアドバイスを惜しまず、曲によっては、使用楽器の提案やピアノでの参加など、Beatlesサウンドに欠かせぬ人だった。
悪ふざけもする彼らもマーティンには一目置いていたと思う。
彼がプロデュースしていないLet It Beを聴くと、やっぱりマーティンが合うよなぁと思う。まぁ、あれは素材が素材なのであそこまで仕上げたフィル・スペクターも大したものですが。
Beatles解散後もPaulとの師弟関係は続き、Live And Let DieやTug Of War、Pipes Of Peaceをプロデュースした。
Beatles以外ではAmericaもプロデュースしており、彼らの音楽性を広がるのに一役買っている。
息子のジャイルズ・マーティンもプロデューサーとしてBeatlesの"Love"を手掛けたり、Paulの"New"の一部をプロデュース。息子も同じ世界に入り、FAB4に関わるなんてどんな気持ちだろうか?
こうしてまた一人偉大な音楽人が去ってしまった。ご冥福をお祈りします。