Zeppはボックスセット2種のおかげでオリジナル・アルバムは網羅できているということで、IV以降は実はオリジナル・アルバムを買ったことがない。
それもどうかと思うし、数年前に出たコンパニオン・ディスク付きのリマスター盤を買おうかと思ったけど、I、III、IVに終わった次第。
懺悔の意味も込め(?)、手持ちの音源で5枚目「聖なる館」をプレイリストで再現してみた。
リリースは'73年。曲目見ると、大部分はどの曲か思い出せるので、自分でもそれなりに聴いているなと感心。The Crungeだけはどんな曲だっけ?ってなった。
冒頭の「永遠の詩」のイントロからして素晴らしい。キレのある疾走感あるジミー・ペイジのギターは本当にカッコいい。
続く、「レイン・ソング」や「丘のむこうに」は前作で完成したと思われるエレキとアコースティックの融合がうまく活かされている傑作。Zeppのバラードで「レイン・ソング」は一番好き。トラッドの薫りがバンドの色として出ているのも特徴的。
「ノー・クォーター」ってこれに入っているんだね。冒頭の怪しいキーボードから、あのちょっとエスニックな感じのリフが絡み、深く沈んでいくようなプラントのボーカルがなんとも言えない雰囲気を作りだしていていい。これはディープ・パープルでは味わえない「陰鬱」の雰囲気。
トリを飾る「オーシャン」も印象的なリフもさることながら、パシッ、ドスッとしたボーナムのドラムも体に響いてくる。