自分がリアルタイムで新作として買ったのが本作。武道館の来日公演も行った。(ビリー・シャーウッドがサポートメンバーとして参加)
弱い曲があるのは事実だけど、イエスのアルバムとしてそんな悪くない。強いて言えば、ジャケットはイマイチ。ロジャー・ディーンにするだけで売れ方も変わったと思う。
オープニングの「コーリング」はラジオ受けしそうなキャッチーなハードポップだし、ロジャー・ホッジソンが絡んだせいでアンダーソンは気に入らないだろうけど「ウォール」の出来栄えだって素晴らしい。
帯にあった「危機の続編」みたいな煽りは違うと思うけど、ラビン初の大作「エンドレス・ドリーム」は聴きごたえ十分でカッコいい。あのイントロのピアノの細かいフレーズは凄いね。ライブではラビンが弾いてました。歌までの3分にこの曲の魅力が詰まっていると思う。「同志」にも通じるおおらかな終盤も含め、この大曲はラビン版イエスの到達点とも言える。
個人的には2曲目の「」や6曲目の「ホエア・ウィル・ユー・ビー」もなかなかのものだと気に入っている。
まぁ、トニー・ケイの居所が正直ないんだろうなと思ってたけど、やはりこの後脱退。
ラビンも12年に渡るイエスでの活動に見切りをつけ、本作で脱退。その後映画音楽の世界でも大活躍。2016年にはアンダーソン、ウェイクマンと組んでYES
featuring
ARWとしてもう一つのイエスとして活躍してくれたけど、無理なお願いと分かっていても再度本家イエスに関わることを期待している。プレイヤーでなくてもプロデューサーや楽曲提供だっていいと思う。