2022年8月22日月曜日

イエス・イヤーズ

Yesyears

トークを聴く前に入手していたと思う、イエスの4枚組ボックスセット。90年代はボックスセットの時代の幕開け。
CSNのボックスを初めて買ってその出来栄えにものすごく感動し、それ以来ボックスセットに魅入られる「箱男」と化してしまうんだけど、本作もツェッペリンのボックスとどっちが先か忘れたけど2番目か3番目に買ったボックスセットであることは確か。
とにかく美麗なロジャー・ディーンのアートワークが映える。これはこの大きさだからこそ魅力も増す。
そして、8人イエスまでをつづったバイオグラフィー、ファミリーツリーととにかく音楽もものすごい量だが、付き物の素晴らしさも相まってこれまでのボックスセットの中でも上位に入る気に入りよう。
選曲も未発表曲を織り交ぜながら、長尺曲もばんばん入っており、イエスのベストとして恥じない内容になっている。
今となっていはここでしか聴けない未発表曲もほぼないが、ディスク3に入っているビートルズのI'm Downのカバー(ライブ)とディスク4のLove Conquers All(スクワイア、ビリー・シャーウッドの共作)はここでないと聴けない。
Disc1のゼンやエブリデイズもBBC音源だったりするので、微妙に変えてきているところも嬉しいところ。
2005年にも5枚組のボックスセットが出るが、美麗なアートワーク含め本作の価値は下がらないと思う。